こんさる雑記帳

コンサルタントとして日々の仕事の中で考えたこと、二児の父として毎日の生活の中で思うことなんかを雑にまとめていこうと思います。

TOPとBOP③TOPを狙え

昨日の続きです。 このタイトル、意味わからない人もいたと思いますが、Top of the PylamidとBottom of the Pylamidの略、言葉を選ばずに言えば金持ちと貧乏ってことです(グローバルな観点でのいわゆるBOPの定義とは異なります。悪しからず)。 昨日ブラン…

TOPとBOP②値決めが重要

昨日の続きです。主要なブランドコングロマリットの営業利益率を見てみます。 LVMH21.1%、リシュモン16.7%、ケリング27.2%。 すごくないですか?リシュモンは時計がメインのため営業利益率が若干低く出ていますが、それでも十分高いです。いくつかのアパレル…

TOPとBOP①序論

ちょっと古いニュースですが、こんな報道がありましたよね。 www.bloomberg.co.jp 恐るべしLVMH。ラグジュアリーコングロマリットの中でもトップofトップという感じですね。傘下のブランドを紹介すると、 LVMH <ファッション&レザー> Lois Vuitton / Cris…

階級社会と戦略論

欧米では戦略コンサルティングが割と一般的でありながら、日本においては限られた会社しか使っていないというのはよく言う話です。 背景として色々な原因が挙げられていますが、1つの原因として階級社会であること(あるいはあったこと)があるのではという…

ワークマンの快進撃は本物か?

ワークマン、本当に絶好調ですね。しかしこの快進撃どこまで続くのでしょうか。 アウトドアからアパレルに進出して失敗したスノーピークのようになるのか、はたまたユニクロのように定着するのか、ちょっと考えてみます。 快進撃の要因はワークマンプラスに…

品川アクアパーク雑感

金曜の朝から悪寒が止まらず、家に帰って熱を測ったら40度。。。 土曜日1日寝込んで何とか平熱まで戻し、今日は家族で水族館へ。なかなかゆっくり出来ないのは子を持つ親のツライところです。 とゆーわけでまだ気持ち重く感じる身体で久々にアクアパーク品川…

もしも大塚家具の社長だったら②

昨日は大塚家具の不振の要因を考えてみました。 今日は私が社長であったら何をするかを考えてみようと思います。 ①リストラは不可避 まぁこれは不可避でしょう。中身がわかりませんが、閉めた方が良いところは一気に閉めます。 個人的には有明ショールームっ…

もしも大塚家具の社長だったら①

大塚家具の不振が止まらないようです。 毎月5億円が流出する大塚家具の超危機的状況(プレジデントオンライン) - Yahoo!ニュース 記事の中には今後は外商とネット通販に注力するとありますが、果たしてうまくいくのでしょうか? 私がもし大塚家具の社長だっ…

ライム・フロー・バイブス・パンチライン

タイトルからして意味分からない方も多いと思いますが、近年非常に盛り上がっているHIPHOPのフリースタイルバトルで重要とされる要素です。 が、これらの要素はビジネスのプレゼンにおいても適用できる考え方だと思っています。 一つずつ解説すると ・ライム…

ライブでダイナミックプライシング?

こんなニュースが。 www.itmedia.co.jp ダイナミックプライシングはホテルや旅館などで既に導入されている"需給に合わせた価格設定をする"プライシング手法で、音楽業界では既にU2やテイラースウィフトをはじめ海外アーティストでも事例が出てきていますが、…

内輪ノリにしない

スポーツ観戦にせよ、ライブにせよ、エンターテインメントにハマるプロセスは2つあります。 1つ目がエレベーター型。 初参加の段階から面白さを見出し、一気にハマるタイプ。個々人の性格とそのエンターテインメントコンテンツの相性というコントロール不能…

外食と中食

今日の昼にセブンイレブンで買った冷凍タイプのとみ田のつけ麺を食べたんですが、そのクオリティにかなり驚きました。 とみ田つけめん - セブン-イレブン~近くて便利~ 特に麺のクオリティとレンジでチンするだけという手間の無さ。麺、スープとも内袋のま…

労働集約型産業が狙い目?

これから新規事業を起こすのであれば、いわゆるテック領域に参入するのではなく労働集約型産業の方が面白いのでは、と最近考えています。 というのも、労働集約型ビジネスはその名の通り、最大の変数が人材になるわけですが、先行プレーヤーの多くが人材を確…

シェア(C2C)ってシンドイ

シェアサービス、いろいろな領域で一般化してきているような印象がありますが、実態としてはB2CとC2Cに大別されます。 B2C型はいわゆるサブリースに近い形態が多く、オーナーの所有するものを運営者が一括で借り上げてCにシェアする形。 シェアオフィス(wew…

自己肯定感

自分で言うのもなんですが、私は自己肯定感高めの人間で、基本的にはポジティブなタイプだと思っています。一方、妻は一緒にいる約20年でマシにはなったものの、自己肯定感がすごく低いタイプです。 なので私のポジティブな部分が心底理解できない部分もあっ…

思い込みを利用する

プラシーボ効果というものがあります。 偽の薬を処方されたとしても、それが本当の薬だと信じ込むことで実際に何かしらが改善するというもので、一般によく知られた概念です。 同じような話で、思い込みで人を殺すことも出来るという話も有名ですよね。目隠…

TikTokについて考える

TikTokの伸びが凄いですね。先日もTwitterにこんな記事が。既に世界全体で10億人ものユーザーを獲得しているようです。 特に中国においてTikTok(中国版はDouyin)の人気は凄まじいらしく、Alibabaやwechatのアプリ滞在時間にマイナスの影響を与えているとか…

アンテナを立てる

「人間の行動の95%は無意識」とも言われますが、マーケティングに関わる人間は深く理解しておくべき言葉の一つだと思います。 多くの人が多くの行動を無意識下に行なっています。 いつもの道を通る いつもの改札を通る いつもの車両ドアに乗る などは典型的…

子どもに見る男女差

1歳くらいの子どもを観察していると非常に面白くて、一見すると本当に意味がわからない振る舞いも多いのですが、本人としては何かしらの仮説検証を繰り返し、帰納法的にこの世の理を学んでいるんですね。 最近は妻の財布の中身を全部出すことにどハマり中な…

正しい場所で戦う

よく言われる話ではありますが、正しい場所で戦うというのは圧倒的に重要で、この戦う場所を誤るとオペレーションでは多くの場合取り返しが付きません。 どれだけオペレーションに秀でている企業であっても、明らかな縮小市場や競合環境が非常に厳しいレッド…

幸せについて考える

幸福感についての最も有名な研究の一つがノーベル経済学賞を受賞しているダニエル・カーネマン氏の「年収75,000ドルまでは収入の増加と感情的幸福度は比例して伸びていくが、それを超えると頭打ちになる」というものです。 ※ちなみにカーネマン氏は行動経済…

孫さん恐るべし

headlines.yahoo.co.jp 今日の、というかここ数年で最も驚いたニュースです。 流石孫さん。打ち手のスケールが違いました。以前YAHOOのzozo買収は決済領域におけるシェア拡大の為ではないかという点については触れましたが、よもや最大のライバルとなり得るL…

人は育てられるか?

人だけが資産であり商品であるコンサルティングビジネスにおいて人材育成は極めて大きなテーマです。が、私個人的には「人は育てられるものではない、育つものだ」と思っています。 無責任な、と言われるかも知れませんが、個人的な経験(自身およびこれまで…

評価の不公平性

コンサルファームの多くは、チームごとに案件のテーマや難易度、内容が大きく異なる上、評価時には定量というよりも定性評価が重視される傾向にある。 当然、定性評価である以上、評価者と非評価者の関係性は影響を及ぼすし、評価者が「非評価者と同タイトル…

PokemonGOの強さの要因

PokemonGO、未だに根強い人気で、先日も最寄駅付近に人だかりが出来ていました。 なぜ比較的リテンションされているのでしょうか。 まずリテンションの障害となる要因は何か?という観点で考えてみると大きくは つまらなくてやめる(内部要因) 他に面白いゲ…

ギャップ

ベビーカー+パパの組み合わせはまだ世間一般では当たり前ではないこともあり、ただ連れて歩いているというだけで電車や店内で「偉いね」「良いパパだね」みたいな声掛けをされる事も少なくありません。 ただ連れて歩いているだけなのに。家では何もしないか…

頒布型モデル

個人的にこれからもっと盛り上がって欲しいと思っているモデルの一つに頒布型モデルがあります。 頒布型とは月会費を払い商品が送られてくるというモデルでサブスクの一種とも言えますがその歴史は古く、かなり昔から存在するモデルです。アパレルであればフ…

論理構造を意識する

結論から話すというのはビジネスにおいて基本のキではありますが、一方でその結論に至る論理構造が非常に分かりづらいという場面にチラホラ出くわします。 その要因の多くは単純で結論に至る論理構造が意識されていないからです。基本的に論理構造は演繹法と…

営業部門の進化

営業部門は会社の売上を作る最も重要な機能の1つですが、特に属人性の強い個の営業力に依存して成長してきた会社が必ずぶつかる壁があります。 それが仕組み化の壁です。 組織が一定以上のサイズになってくると、新しく入ってくる人材の質は、少なくとも営業…

色々なメガネを持つことの重要性

今この記事はホワイトバックに黒文字で書かれています。 が、白も黒もあくまで私というフィルターを通して白・黒という認識をしているに過ぎず、私に見えている白・黒と他の人が見えている白・黒が必ずしも同じ色相とは限りません。 色弱の方と話すとよく分…