こんさる雑記帳

コンサルタントとして日々の仕事の中で考えたこと、二児の父として毎日の生活の中で思うことなんかを雑にまとめていこうと思います。

TOPとBOP③TOPを狙え

昨日の続きです。

 

このタイトル、意味わからない人もいたと思いますが、Top of the PylamidとBottom of the Pylamidの略、言葉を選ばずに言えば金持ちと貧乏ってことです(グローバルな観点でのいわゆるBOPの定義とは異なります。悪しからず)。

 

昨日ブランドコングロマリットの高粗利率と値決めの重要性について触れましたが、それを実現するためにはターゲットをTOPに据える必要があります。

 

というのもTOP層は価格をあまり気にせず、(自身の感じる)価値だけにフォーカスして評価するため、攻略することが出来れば非常に高い粗利が期待できるからです。

 

 逆にBOP層はモノへの対価という視点が強いため、どうしても価格競争に巻き込まれやすくなってしまいます。価格競争に巻き込まれると当然ながら収益が圧迫されるため、打てる手も限定されてしまいます。

 

ではTOP層にはどういった要素が刺さるのでしょうか。特に重要なのが下記2点。

 

①希少性

以前「フェラーリの需要より1台少なく作る」に触れましたが、限定〇台は富裕層マーケティングの基本で、逆にやっていない会社が思い浮かばないくらいです。

 

maple-sunflower.hatenablog.com

 

以前の記事で触れたブガッティのディーヴォは限定40台で6億円(笑)

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このリシャールミルの腕時計、世界限定30本で1億2千万超(笑)

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➁選民性

選民性という日本語が正しいのか分かりませんが、自分たちは選ばれた人間であると感じさせること(①にも通じますね)。いわゆる会員制やオーナーズクラブがこれに当たります。

 

オーナーズクラブもスーパーカーや時計などでは一般的です。特に有名なのはハーレーダビッドソンでしょうか。

 

また会員制というのも結構重要な要素で、上記写真のブガッティも言うなれば会員制ですし、フリーメイソンも会員制(会員2名の紹介が必要)ですねw

 

百貨店の外商などもこれに当たると思います。

 

 

 

もちろん簡単なことではないですし、ちょっと出した例が極端ではありますが、やはりビジネスを行うなら出来るだけ所得の高い層をターゲットにしたいものです。