思い込みを利用する
プラシーボ効果というものがあります。
偽の薬を処方されたとしても、それが本当の薬だと信じ込むことで実際に何かしらが改善するというもので、一般によく知られた概念です。
同じような話で、思い込みで人を殺すことも出来るという話も有名ですよね。目隠しをした後にメスを当て、その後にポタポタと水が滴る音を聞かせ、失血死すると思い込ませたら実際に死んでしまったという話。
いずれも真偽のほどはよく分かりませんが、少なくともそのような話が広く知られる程度には、思い込みの力が強いということを体感している人が多いということの証左なのでしょう。
他にも心理学でいう
・ハロー効果
ある特徴に引きずられて、他の特徴についての認識が歪められること。スーツを着た人は信用されやすいとか、外見がだらしないと全てがだらしないやつだと誤解されてしまうというのが顕著な例です。
・確証バイアス(まぁこれに限らずバイアスは全部思い込みと言えますね)
自身の仮説や信念を補強する情報ばかりを集めてしまい、それに逆行する事実を無視してしまう傾向のこと。ダメンズに引っかかる女性が典型例ですね。
なども思い込みの力によって引き起こされる反応です。
これらは誰しもが陥いるもので、否定されるものではありません。またポジティブな方向にもネガティブな方向にも向きます。むしろそういう事実を理解した上で、うまく利用するべきです。
というのも信頼できる、仕事ができるなどポジティブな思い込みをされた人間はよほどのマイナスが付かない限り、基本的には信頼が補強される形になるからです。
そのためにはやはり第一印象は重要ですし、もっと言えば自分がどう見られているかを常に意識しながらふるまうことが大切です。と、そのためには心理学を学ぶのもおすすめです。
自戒を込めて。
以前確証バイアスに触れ初対面の重要性に触れた記事↓
maple-sunflower.hatenablog.com