外発的動機付けと内発的動機付け
NetflixのTHE100にどハマりし、ブログをサボってしまいました(若干寝不足)。
やはり一度中断すると、中断することに対する抵抗感(積み上げてきたものの重み)が少なくなるのでだめですね。
禁煙と同じ笑
もう一度気合を入れ直します。
最近モチベーションについての議論が多く、モチベーションについて自分の考えを整理しているところなのですが、なかなか整理が付かないのでモチベーションに直結する動機付けについてまず整理します(そもそもmotivate=動機付けですし)。
外発的動機付けと内発的動機付け、聞いたことがある人も少なくないと思いますが、心理学の考え方で前者が評価や賞罰、強制などの外的なインセンティブによってもたらされるもの(平たく言えばアメとムチ)、後者が自身の興味関心や意欲などの内的インセンティブによってもたらされるものとされます。
外発的動機付けの一番のメリットは外部によってコントロール可能なため、組織の仕組みに取り込みやすい点。
基本的に組織は何らかの外発的動機を組み込んでいます。一方でデメリットは外発的動機付けだけでは中長期的に引き付け続けることが難しいこと。
業績が良かったから賞与なりで社員に還元したのに、翌年賞与が元に戻るとモチベーションが下がる、というパターン。
人間は基本的に与えられた環境にすぐに慣れ、適応してしまうため、外発的動機付けだけで上手く回すには常により高い報酬となるように設計する必要があります(UP or OUTはこれですね)。
そういう意味では内発的動機を持ってもらうことがベストなのですが、これが多くの企業では難しい。というのも内発的動機は個々人によって異なるからです。
Googleの20%ルールに代表されるような個人の活動を企業が支援するといった形が1つの解なのでしょうが、これはGoogleの超高収益と個人の活動から会社の事業に発展しうる可能性を持つGoogleの事業だからこそ為せる業。
なかなか通常の企業では取り込むのは難しいのではないでしょうか。
そういう意味では、初期は外発的動機付けで動かしながら、そのプロセスで様々な面白さ=内発的動機を見付けるという設計にする必要があるのではないでしょうか。
子どもの習い事に学ぶべき点がありそうです。このあたりは今後更に深く考えてみようと思います。