こんさる雑記帳

コンサルタントとして日々の仕事の中で考えたこと、二児の父として毎日の生活の中で思うことなんかを雑にまとめていこうと思います。

TikTokについて考える

TikTokの伸びが凄いですね。先日もTwitterにこんな記事が。既に世界全体で10億人ものユーザーを獲得しているようです。

 

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特に中国においてTikTok(中国版はDouyin)の人気は凄まじいらしく、Alibabaやwechatのアプリ滞在時間にマイナスの影響を与えているとか。

 

少し前のデータですが、日本においてもユーザーは増加傾向になっています。

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下記リンク先の情報を見る限り、世代が広がっているようです。特に40代男性が増えているということで、リンク先では10代のかわいい女の子を見たい需要もあるのではと書かれていますが、30代後半男性としては痛い所付かれたな、という印象です(笑)

 

biz-journal.jp

 

これまでの日本国内でのSNSの歴史を鑑みるに、年齢層が上に上がると若年層が離れるのが常ですので、今の状態がいつまで続くのかは分かりませんが、一旦現時点断面でTikTokが支持されているという前提に立った場合、何がその理由として考えられるのか、私なりの仮説を整理してみます。

 

①コンテンツ制作が簡単

Youtubeはコンテンツ制作が大変です。撮影もそうですし、企画も編集も。

しかしTikTokは15秒ほどのコンテンツな上、楽曲が用意されていたり、特に初期は流行している企画(いい波乗ってんね~とかパンチダンスのやつとか)に乗っかるだけで良かったため企画力も編集力もほとんど要りませんでした。TwitterでいうRTのような気軽さ。これは非常に有効だったのではないでしょうか。

 

②友達と参加しやすい

とある調査ではtiktokの中学生ユーザーの24%が動画投稿経験ありとの結果が。

 

対象が異なるので何とも言えませんがYouTubeの場合、69歳以下で7%という結果になっていますので、割合としては高い部類に入るのではないでしょうか。

 

①の手軽さも相まって、友達と一緒に「やろう」となりやすかったのではないかと推察しています。単身でとなると勇気もいりますが、みんなでやるなら…という人は少なくないはずです。

 

正直、自分も学生の時は割とアホな部類だったので、友達と「ウェーイ」とノリで投稿していた可能性は低くはないと思います。

 

SNSに夢を感じている

Youtuberが子どものなりたい職業ランキング上位に入って久しいですが、Youtuberはある程度ポジションを作っている人がたくさんいるため、なかなか割って入るのは厳しい。でもSNSで有名になりたい。そんな人が新たなプラットフォームに飛びつくのはある意味で必然です。

 

TikTokでフォロワーを付けてから他のSNSへ、という思想の人は少なくないのではないでしょうか(そしてその判断は正しいとも思います)。

 

 

 

以上3つが私の現時点での仮説です。もちろんSNSとしてどこまで今の勢いを維持できるか分かりませんが(気のせいか若い子の動画が減った気もしますし)、中国では先行してEC機能が実装され、ライブコマースのプラットフォームとしての大いなる可能性も示しています。

 

もう少し注目してみようと思います。