誰と時間を過ごすべきか?
"You're the average of the five people spend the most time with"
あなたは最も時間を過ごしている5名の知人の平均である
"Show me your friends and I'll show you your future"
あなたの友人を見せてごらん、あなたの未来を言い当ててあげよう
どこかで耳にしたことがあるのではないでしょうか?いずれも人間は付き合う人間に大きく影響を受けるということを示唆する言葉ですが、ことビジネスにおいては確実に"真"だと思っています。前者の話は殊更に重要です。
特に若手のうちはまだ自分の仕事人としての考え方やスタンスが固まり切っていないため、周りから受ける影響は極めて大きいので、より一層誰と時間を過ごすかは気にすべきで、自分から積極的に視座やスキルの高い人に絡みに行くべきです。コンサルが若手にとって成長機会に溢れる場であるのは、そういった対象となる人物が社内にもクライアントにも多いという点も非常に大きな要素であると思います。
一方で、ついつい安きに流れて大学時代の友人とばかり会っていたり、同期とばかりつるんでいたりなんていう人も少なくないですが、ビジネスにおける成長という観点で言えば無駄でしかないというのが私の考えです。
こういう話をすると「個人の幸福には友人関係が極めて重要で…」という話が出てきたりしますが、そもそも数年会えなくなったくらいでなくなる縁なんだとすれば、早いか遅いかの違いで確実になくなるわけですし、そもそも幸福度は身近な人たちとの関係の質が重要である(※Robert J. Waldinger氏)と言われています。
若手のうちに身に付けたマインドセットはその後のスキルセットの伸びに大きく影響しますし、20代中頃までに身に付けたマインドセットをそれ以降に大きく変えるのはほぼ不可能です。
将来後悔することのないよう「自分の貴重な時間を誰と過ごすべきか?」という極めて重要な問いに向き合うことをオススメしたいと思います。