こんさる雑記帳

コンサルタントとして日々の仕事の中で考えたこと、二児の父として毎日の生活の中で思うことなんかを雑にまとめていこうと思います。

クリスマスカード売れば良いのに

気が付けば年の瀬。一年は早い。

年賀状の季節ですね。と言っても私は一切年賀状を書かない主義なので、あまり関係はありませんがw

 

最近年賀状関連のCMは増えており、昨年は色々な災害があり改めて繋がりの大切さが見直されただの、令和初だから今年は書く人が多いだの言われています。

 

が、年賀状の発行枚数は完全に右肩下がり。

 

news.yahoo.co.jp


 

まぁ当たり前ですが。

年代別に見ても20代では57%、30代・40代では35%が出さないと回答しています。

www.asahi.com

 

別のソースによれば、年齢が上に上がるほど、年賀状を書かないという人は減りますし、書く枚数も多くなる傾向にあるようです。

 

nengajou-navi.com

 

この層がどんどん減っていくことを考えると年賀状自体は若年層を取り込む以外に回復(というか衰退を緩やかに)する方法は無いわけですが、年賀状は相当難しいだろうなという印象です。

 

以前も触れた気がしますが、大原則として文化は不可逆。やらなくなったことを再度やらせるというのは極めて難しく、それならば新たな文化を作っていく方がむしろ簡単かもしれません。

 

 そこで一つ参考になると思う事例がバレンタインデーです。バレンタインデーはご存知の通り、女性が意中の男性にチョコを渡すというイベントだったわけですが、友チョコ(女→女)、逆チョコ(男→女)、ファミチョコ(→家族)、ご褒美チョコ(→自分!!!)など新たな文化を定着させようと様々な手を打っています。

 

実際定着した感があるのは友チョコくらいな気がしますが、もし何もしていなかったら、バレンタインデーは大きく盛り下がっていたはずです。

 

日本郵政も同様に、年賀状=新年に送るもの、という解釈にとらわれ過ぎず、紙で友人とコミュニケーションを取るという解釈にすればもう少し様々な可能性があるのではないでしょうか。

 

例えばクリスマスカード。

 

クリスマスはご存知の通り、カップル以外盛り上がらない日として有名ですね(一般に、居酒屋など大衆的な飲食店は軒並み売上が下がる日です)。 有名なクラブイベントとしてはSABISHINBONIGHT 2019がありますが、当然ながら大きなムーブメントには至っていません。

 

みんな暇だけどどこにも行く気が無くなる日ですし、クリスマスカードでやり取りしても良いんじゃないのと。喪中という概念もないし、年賀状と違ってデザインにも幅を持たすことが出来ます。

 

子どもがサンタさんに手紙を出す、あるいはサンタさん(というテイ)で子どもにクリスマスカードを贈るというのも需要あるでしょう(既にそういうサービスありますが)。

 

「年賀状はうずもれるから、おれはクリスマスカードを出す」というポリシーの上司が昔いましたが、そういうムーブメントの作り方でも良いかもしれません。

 

というわけで、クリスマスカードが良いかは別として(難しい理由は腐るほど挙げられますし)、どうせ無理な年賀状にCM投下して何とかしようとするなら若い子向けに新しい文化を作っていく気概を持つべきなのではないかと思った年の瀬でした。