嫌いだけどリスペクトしている企業:オープンハウス
個人的に大嫌いだけどある意味でリスペクトしている企業の一つがオープンハウスです。
https://openhouse-group.co.jp/ir/finance/finance_01.html
最近の業績を見ても絶好調。営業はめちゃくちゃ鬱陶しいし、ただでさえ狭い日本の土地をさらに細切れにしちゃうあたり本当に嫌いですが、ビジネスとしては素晴らしいと思っています。
①「東京に家を持とう」
エモい。とにかくエモい。東京に絞っているのも素晴らしい。職住近接ニーズの高い共働き世帯には刺さりますよね。
高騰している都心のマンションに手を出せない層にとって明確なバリューだと思います。私は嫌ですが。
②強力な営業部隊
何度断っても懲りずに話し掛けてくる、自転車乗ってても御構いなし。一度個人情報を渡すと鬼電。あれ今昭和だっけと思わせる彼らのモチベーションの源泉が何かわかりませんが、とにかく凄い。
教育(ある意味マインドコントロール)とインセンティブを軸とした評価制度が肝なんでしょうが、あれだけのレベルとなると採用にも秘密がある気がします。
加えてサンドイッチマンも含め、とにかく地場のゲリラマーケを主軸としてるのも素晴らしい。街は気に入っているけど家は買えないから賃貸で、という層は潜在的に結構いるはず。私もちゃんとデカい庭付きの家だったら検討してたかも。
営業ウザいから嫌ですが。
③アンバンドル
元々一軒家だった土地を仕込み、2棟建てる。本来1棟6,000万のところを4,000万×2=8,000万で売る。素晴らしい。私が設計担当だったら良心の呵責で出来ないと思いますが、売れてるってことは顧客ニーズに合致しているわけでズレているのは私です。
素晴らしい。私には出来ませんが。
主だったリスペクトポイントを3つ挙げましたが、上記3点は「東京で家を持ちたいけど持たずに賃貸していた層」に東京で家を持ってもらうために極めて筋の良いビジネスモデルの設計になっています。
本当に素晴らしいと思います。嫌いですが。