こんさる雑記帳

コンサルタントとして日々の仕事の中で考えたこと、二児の父として毎日の生活の中で思うことなんかを雑にまとめていこうと思います。

新幹線のB席に納得がいかない

新幹線に乗るたびに思うのですが、A~E列のどこに座るかに関わらず価格が同じことに本当に納得が行きません。

 

A/Eは車窓・電源及び最もプライバシーが守られるという付加価値がある一方で、トイレ等に行く際に通路側の人に通してもらわなければならないという心理的負荷があります。

 

C/DはA/Eの車窓と電源がなく、通路側なのでプライバシー要素が弱いですが心理的負荷も無いので、何かPCで作業をする以外の場合には個人的には一番好きな席です。

 

ただB列だけは納得が行きません。車窓も電源もプライバシーも無いにも関わらず、自由に席が立てない。もっと言えばBに人が入るだけで、A/Cの価値も下がります。

 

実際に東海道新幹線下りの予約の時の席の埋まり方は私の観測に寄ればE(富士山側だからでしょうか)→A→C→D→Bという形になります。朝夕のピーク時になるとB席だけ空いている便がたくさん。なのになぜ同じ価格なのか。本当に納得が行きません。B席は下げてくれ、JR東海

 

この逆パターンで納得がいかないのが飛行機等でよくみられる早割です。早期に席を埋めちゃいたいという企業の都合は分かりますが、本来早く席を確保できるという付加価値を提供しているにも関わらずなぜ早い方がお得なのか。逆だろうと。

 

なぜこういうアベコベな事象が発生するかというと競合要因です。新幹線、とりわけ近距離のドル箱路線の東京大阪間は実質独占なわけで顧客価値が低いからといって値下げすると企業収益のマイナスしかありません(値上げは国との交渉事案で簡単に出来ないはずなのでなおさら)。

 

飛行機ではまかりなりにも国内線で競合戦がいるので、仮にそれが業界全体にとってマイナスだとしても競合が始めてしまうと、付き合わざるを得ません。結果として非合理な値引きが始まってしまいます。いわゆる囚人のジレンマというやつですね。

 

何はともあれ、新幹線に競合が出現することは当面なさそうなので、とっととB席を値下げして欲しいものです。