日本におけるラグビー人口
ラグビーワールドカップ、盛り上がってますね。
つい先日終了しましたが、日曜ドラマ「ノーサイド」はこのラグビーワールドカップを明らかに意識したタイミングで放映されたものですし、なんと今日は日本代表以外の2試合が日テレ系でゴールデンタイムに放映されていました。テレビや広告でラグビー絡みのものも珍しくなくなりました。
と、あまりに盛り上がっているのでラグビー周りの情報を少しググってみたのですが、実は「日本におけるラグビー人口は全然増えてない」んです。
これ、結構びっくりでした。まぁ少子化というマクロトレンドの影響で、スポーツ人口に占める割合が高い中学高校の部活が落ちていることを考えれば当然と言えば当然なのかも知れませんが…。
日本ラグビーフットボール協会(https://www.rugby-japan.jp/jrfu/business/) によると、協会登録競技者数は下記のようになっています。
2015年 106,120人
2016年 105,693人
2017年 109,312人
2018年 108,796人
全然増えてない…。日本ラグビー戦略計画2016-2020(https://rugby.dweblink.jp/images/JRFU_statement_2016-2020.pdf)によれば2016年の協会登録競技者数105,693人を2019年に200,000人にするという目標を置いていますが、実現はほぼ不可能でしょう。
ではラグビーは今後人気は低下して行ってしまうのでしょうか。決して楽観的にはなれませんが、ラグビースクール(6~12歳未満)が大きく伸びているというのは極めて明るい材料ではないでしょうか。
2018年3月時点で19,041人、と最大セグメントである高校(24,027人)に次ぐセグメントになっています。2016年が約16,000人だったことを考えると著しい増加です。
数字が公開されている他スポーツの代表格、サッカーでは減少しているので、これはラグビー協会の頑張りの結果と言えそうです。
サッカー選手登録数|データボックス|組織|JFA|日本サッカー協会
ラグビーというスポーツに幼少期から接することは中学・高校の部活選択に大きな影響を及ぼします。10年後には中学・高校・大学のセグメントの人口増に確実につながっているのではないでしょうか。
あとは代表が活躍し、この盛り上がりを一過性のものに終わらせないというのが非常に大事になります。ラグビー日本代表とラグビー協会の頑張りに注目してみたいと思います。