こんさる雑記帳

コンサルタントとして日々の仕事の中で考えたこと、二児の父として毎日の生活の中で思うことなんかを雑にまとめていこうと思います。

効果を体感させる

マッサージに行きたい時にはRe.Ra.Ku(以下りらく)を利用する場合が多いのですが、1番の理由は効いてる“感”があるからです。

 

この効いてる“感”というのが大事なポイントです。基本的にマッサージに行けば気持ち良いのは当たり前で(もちろん技術の差という意味での当たり外れはあれど)、それだけでは顧客に特別な印象を与えることは難しいわけですが、りらくでは一手間加えることで特別な印象を与えています。

 

それは、施術前と施術後で、前屈や両手を背中に回した際の手の距離(右腕は上から、左腕は下からのイメージ)を測り、定量的な効果を見える化していること。

 

施術前と施術後で明らかに数字が変わり、それとともに専門的知識で話をされるので納得感が違います。実際には前屈なんて1回目より2回目の方が基本的には良くなりますし(施術の有無関係なく)、どこで施術を受けようが変わらないとしてもです(実際てもみんでやっても良くなるはず)。

 

なぜてもみんやQUEEN'S WAYでやらないのか不思議で仕方がありません。

 

 

同様に最近一気に普及が進んでいるQR決済も決済が終わった瞬間に還元される金額が出てきます。

 

実際にはクレカを使ってもQR決済を使っても還元率は変わらなかったりするわけですが、これも効果を体感させ、代替品であるクレカやスイカからシェアを削るという意味において、UX上非常に有用な仕掛けと言えるでしょう。

 

 

サービスや商品の効用というのはどこまでいっても顧客が感じたものが全てであり、スペックで定義されるものではありません。

 

 

コンサルティングサービスも同様です。

 

極論、数字がめちゃくちゃ上がっていても(もちろんそれは最も分かりやすい効用の一つではありますが)、それがコンサルティングを受けた結果だとクライアントが感じていなければ契約を切られることもありますし、逆に成果が上がっていなくても「コンサルティングを受けた結果この程度で済んだ」と感じてもらえれば契約延長となることも少なくありません。

 

いかに効果を体感してもらうかという点には常に意識を向けておきたいものです。