こんさる雑記帳

コンサルタントとして日々の仕事の中で考えたこと、二児の父として毎日の生活の中で思うことなんかを雑にまとめていこうと思います。

結婚に関する残酷な事実

最近、仲の良い友人(女性)に結婚したいから良い人を紹介して欲しいと言われ、ちょこちょこ紹介を試みているのですが、30代半ばの女性に対する需要の少なさを体感しています。

 

だいたい年齢を言った時点でNGになるパターンが多いです。その理由は「子どもが欲しいから若い方が良い。あえて不妊のリスクを上げる選択はしたくない」というもの。

 

残酷ですが、うなづかざるを得ない理由です。

 

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一般社団法人日本生殖医学会|一般のみなさまへ - 不妊症Q&A:Q18.女性の加齢は不妊症にどんな影響を与えるのですか?

 

30代に入ると妊娠率・生産率ともに低下していくのが分かります。逆に流産率は上昇していきます。自身の遺伝子を残すという観点から若い女性を求めるというのは本能的に当たり前の話であり、年齢が高いという時点でスペック・容姿の話になる前に足きり的な扱いになってしまいます。

 

女性もキャリアを追及する社会において、初婚年齢が上がっていくのは致し方ない側面がありますが、結婚を先送りすることに良いことがないことはデータが示しています。

 

統計局ホームページ/平成27年国勢調査によれば、女性の未婚率は25-29歳61%、30-34歳33.7%、35-39歳23.3%、40-44歳19.1%です。

 

ちなみに前回国勢調査(22年)における未婚率はそれぞれ25-29歳59.9%、30-34歳33.3%、35-39歳22.4%なので、単純にこの数字から計算すると30-34歳で未婚の女性のうち結婚できるのは(33.3-23.3)/33.3=30%、35-39歳の未婚女性が結婚できるのは(22.4-19.1)/22.4=14.7%です。

 

キャリアバリバリで、カッコ良ければ30代でも女性がモテるというのは数字上は明らかに嘘ということになります。

 

ちなみに男性はもっと深刻なので、私の友人男性はある意味友人女性よりも危機的な状況ではあるのですが(男性は30-40でも結婚できるというのも数字上明らかに嘘)、結婚・出産をしたのであれば男女とも早めに結婚相手を見つけておくべきだと思います。